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ニューヨーク連邦準備銀行、タイムズスクエア、アメリカ自然史博物館へ行きました。 [旅行]

ずいぶんと時間が空いてしまいましたが、2010年10月10日から17日まで米国ニューヨーク・ロスアンジェルスへ一人で遊びに行って来た様子をこのブログの「旅行」のカテゴリーに連載しています。今回は2010年10月12日のニューヨークでの出来事を掲載致します。(かなり長文です。ご容赦ください。なお、写真の日付は日本時間を表示しています。)

さあ、ニューヨークに滞在するのも今日(2010年10月12日)丸一だけとなった。昨日は朝早くから夜遅くまでマンハッタンを飛び回った。今朝は午前7時半過ぎ起きた。今日は午前10時に連邦準備銀行に見学の予約をしている以外は、ノープランだ。ゆっくり支度をした。ウォール街の銀行へ行くので、ジャケットに革靴で出掛けた。「59丁目コロンバスサークル」駅から地下鉄に乗車し、「ウォールストリート」駅で下車する。その前に、朝飯を食べようと街角のレストランへ。ポテトが添えられたソーセージ入りのオムレツとトースト、コーヒー、オレンジジュース、ボリュームたっぷりのまさにアメリカの朝食という感じだ。私が入店したときは閑散としていたが、次々に客が入ってきた。ケチャップが欲しくて店員に頼むと、忙しい中急いで持ってきてくれた。他の客もケチャップが欲しかったようで、そのケチャプがテーブルからテーブルへ渡って行った。大きな窓の外は、映画のシーンのようなニューヨークの街並が広がっていた。
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私は今ニューヨークに来ているんだという実感が湧いたのは、朝食を食べながら窓の外を見たときでした。

ウォールストリート駅には午前9時20分頃着いた。チェンバースストリート駅で路線が分かれるのでアナウンスに注意しながら無事に着いた。午前10時の予約なので、とりあえず連邦準備銀行の場所を確認した。とても重厚な石造りの建物で、特に大きな看板などはない。入口は一つだけだ。そこにはパトカーが一台停まっていて、大きなドアの手前に警察官が仁王立ちしている。近くのデリでミネラルウォーターを買った。予約の時間までスターバックスに入ろうと思ったが、早い分にはいいだろうと連邦準備銀行から届いた予約確認の電子メールのプリントをドアの前に立っている警察官に手渡した。日本でインターネットで予約し、自宅で印刷しておいたメールだ。その警察官は訪問者リストと私が印刷したプリントを慎重になぞるように照合し、入って良いという許可を得た。従業員用のドアとビジター用のドアがあった。左のビジター用のドアから入った。中に入ると、受付や金属探知機のスタッフはすべて警察官(NYPD)だ。映画『ダイ・ハード3』の連邦準備銀行の受付のシーンと同じだと思った。「金塊見学のツアーですか?」と受付の女性警官に聞かれた。「いいえ、博物館の展示を見るだけです。」身分証明としてパスポートを見せた。カメラは預けることになっている。その引換券をもらった。金塊見学ツアーは入口が違うのだ。連邦準備銀行の地下には米国や世界各国から預けられた$1500億といわれる莫大な金塊が保管されている。日本で連邦準備銀行のホームページにアクセスして今回の博物館の見学ツアーを予約したのだが、金塊見学ツアーは10月はどの日も予約でいっぱいだった。11月はまだ空きがあったが、金塊を見るためにわざわざ日程を変えるつもりはなかった。金属探知機のゲートを潜り、博物館のセクションへ一人で歩いて行った。アメリカは偽札との闘いの歴史でもあったようだ。世界各国の昔の通貨も展示してあった。日本の大判、小判も。写真が撮れなくて残念だった。
※連邦準備銀行はニューヨークの他に全部で12あり、FRBの機能の中でも最も大事なものが、FOMC(連邦公開市場委員会)である。これは日本でいうと、日銀の金融政策決定会合に当たる、金融政策を決める意志決定機関である。(Wikipediaより引用)

下記は連邦準備銀行から届いた電子メールの一部です。
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Your visit to the New York Fed’s Fedworks and History of Money exhibits has been confirmed. (ニューヨーク連邦準備銀行の博物館への訪問は承認されました。)
Print this e-mail and present it upon arrival at the Bank.
(この電子メールを印刷し、銀行に到着しましたら提示願います。)
Reservation details:

Date:   10/12/2010 (予約内容:2010年10月12日午前10時1名)
Time:   10:00 AM
Confirmation number: xxxxxxxxx
Number of visitors:   1

Note that your visit DOES NOT include a trip to our gold vault exhibit.
(注意:金塊見学ツアーは含まれておりません)
All visitors are required to show valid state or federal-issued photo ID and
pass through a metal detector.
(顔写真付きの身分証明を提示し、金属探知機をお通りください。)
Enjoy your visit!
(見学をお楽しみください)
Public Affairs Department
Federal Reserve Bank of New York
33 Liberty Street
New York, New York 10045
Phone: (212)720-6130
http://www.newyorkfed.org/
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地下鉄ウォールストリート駅の出入口です。
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ニューヨーク連邦準備銀行です。重厚な建物です。
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連邦準備銀行の受付フロアーです。この建物の地下には1500億ドルの金塊が保管されています。
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すぐ近くにはニューヨーク証券取引所があります。
米国国旗が3本掲げられているパルテノン神殿のような建物がニューヨーク証券取引所です。
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こちらもすぐ近くにあるフェデラルホール・ナショナルメモリアルです。1789年4月30日、初代大統領ジョージ・ワシントンが大統領就任の宣誓した地を記念するホール(現在は博物館)です。

見学を終えて、タイムズスクエアへ向かうことにした。5年前は、国連本部を見学したあとタイムズスクエアの手前の交差点まで歩いて、そこから地下鉄に乗ったため、ネオンの輝く街並を離れたところから眺めただけであった。今回はまさしくニューヨークの代名詞ともいえる街角、タイムズスクエアを満喫したいと思った。ウォールストリート駅に戻り、同じ路線でタイムズスクエア駅で下車した。広い歩道にはたくさんの人びとが行き交っている。ホテルの方角(北)へ向かってぶらぶら歩いていると、ピンクのジャケットを着たラテン系の年配の婦人に声をかけられた。ちょっと慌てている感じだった。「五番街はどちら?」と尋ねられた。ここは7番街の交差点だから「5番街はあちらです。」と右腕を大きく動かして東の方向を指した。「Thank you」(ありがとう)と言われ、「No problem」(どういたしまして)と私は微笑んで答えた。たくさんの人びとが行き交うニューヨークの街角で、まさか道を聞かれるとは思わなかった。私が高校生のとき、何度か伊豆諸島の新島へ泳ぎに行ったとき、道端で「港はどっちですか?」と二度ほど聞かれたことがある。真っ黒に日焼けして海パン一丁で歩いているから、地元の人に間違えられるんだよと友達に言われた。じゃあ、今回の出来事は私がニューヨーカーだと思われたからに他ならない?!銀座を歩いているよりよっぽどニューヨークの方が肌に合っている感じがするのは何故なんだろう?タイムズスクエアに置かれている椅子に座って、ゆっくりと辺りを見回したり写真を撮ったりした。
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そろそろ腹が減ってきたので、JTBの現地案内人に教えて頂いた「ギャラガーズ」というステーキハウスへ歩いて行った。そうしたらちょうどテレビ局が来ていてマイクを持った女性がテレビカメラに向かってなにかレポートしていた。まだ開店していないようだったので、前回ニューヨークに来たときにも寄った美味しいレストラン「オイスターバー」へ行った。早速生ガキを注文した。ステーキは夜にとっておいて、昼間は海の幸を食べることにした。ビールを注文すると、どんなビールがいいか聞かれた。軽いのがいいというと「BECK'S」というビールを持ってきてくれた。そんなに軽すぎず美味しかった。真っ昼間から飲めるなんて、最高だ。
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ホテルはすぐ近くだが、まだ半日ある。ガイドブックを開きながら、そうだアメリカ自然史博物館へ行こうと思った。地下鉄ですぐだし、帰りはセントラルパークを歩いて戻ればいいと考えた。「7番街」駅から3つ目の「81丁目 自然史博物館」駅で降りた。子供と映画館へ見に行った映画『ナイトミュージアム』の舞台になった博物館だ。入場するのに結構並んだ。恐竜の化石とイースター島のモアイ像は押さえておきたかった。ところが、博物館の中は迷路のようになっている。パンフレットの案内図を見ても、よくわからない。恐竜の化石はすぐにわかったが、モアイ像はかなり迷いながらやっと見つけられた。そこで、今度はプラネタリウムを見ようと思った。そこは同じ敷地だが別棟で、また迷ってしまった。博物館の所々に年配のボランティアガイドさんが案内をしてくれている。パンフレットを見せて私の今いる場所を教えてもらい、プラネタリウムの行き方をペンで書いてもらった。白髪の上品なご婦人は、とても親切に教えてくれた。そしてやっとプラネタリウムへたどり着いた。チケットを見せると、これではプラネタリウムは見られないと言う。別料金がかかるのだ。急いでチケット売り場へ向かい、カフェテリアで軽食をとってから再度プラネタリウムへ。『宇宙への旅』というテーマで、ナレーションは女優のウーピー・ゴールドバーグだった。星を見るというより、まさに映画だった。セントラルパークの芝生に寝転んで空を見上げているシーンから始まり、そこから夜になっていきなり宇宙船で宇宙へ飛び出して行く。SFの映像で、観客は宇宙船に乗って旅しているような映像なのだ。そこでビックバンから始まり、多くの銀河系をすり抜け、ブラックホールを横切り宇宙の謎に迫って行く。太陽系も旅し、美しい星雲を通りながら、やがて地球に戻り、セントラルパークの芝生に降り立つストーリー。素晴らしかった。ナレーションはほとんど理解できなかったけれど、映像が凄いのでそれだけで大変楽しめた。
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そして、アメリカ自然史博物館をあとにし、緑豊かなセントラルパークを歩いた。大きな並木道のベンチで、本を読んでいる人がたくさんいた。緩やかな時間が流れていた。私はぶらぶら歩きながら、再びアップルストアへ行った。空いていた椅子に座って、夕暮れの街並を眺めた。きっとここにいる人たちは、世界中からニューヨークに訪れた観光客がほとんどなんだろうなあと思いながら。
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iPhone4で自分の位置を確認しました。青い丸が自分の位置です。
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アップルストア5番街店です。地下が店舗になっています。新しいニューヨークのランドマークとなっています。24時間営業しています。私はとにかくここに来たかったのです。

そしていよいよステーキハウスの「ギャラガーズ」へ。古き良きアメリカという感じの老舗有名レストランだ。まだ17時を過ぎたばかりなので、客はまばらだった。お勧めのステーキにした。雰囲気はいいし、接客も良かったが、はっきり言ってステーキは期待していたほど美味しくはなかった。『ギャラガーズ』をGoogleで検索したブログから引用させて頂くと、
「入り口を入ると右側に見える、肉用冷蔵庫が印象的なお店です。店の真ん中辺りにはバー・カウンターがあり、壁にはHPにあるような映画スターやスポーツ選手の写真が一部はセピア色になって飾ってある。 充分に熟成させたプライムビーフが売り、いまだに薪のオーブンにこだわり、火の加減をその瞬間瞬間に見極めて、外は焦げて香ばしく、中はジューシーの宣伝文句だったが、こげこげで苦味さえを感じる焼き上がりで、肉も硬くあまり美味しくなかった。」やはりガイドブックに掲載されているレストランが無難なんだろう。私がステーキの写真を撮っていると、写真撮りましょうか?と声をかけてくれた。パンがおいしくておかわりした。ワインも美味しかった。帰り道、デリで明日の朝食を買った。JTBの現地社員が午前7時にホテルのフロントに迎えに来る。それまでにチュエックアウトしておかなければならない。明日はニューヨークを飛び立ちロスアンジェルスへ飛行機で向かうのだ。
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一日歩き回ったためか、ちょっと疲れた顔していますね。
ステーキが美味しければ、表情が違ったかもしれません。ニューヨークを満喫した三日間でした。



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